キリスト教プロテスタント教会 東京鵜の木教会

出エジプト記 第38章

38章22節

ユダ部族の…ベツァルエルは、主がモーセに命じられたことを、ことごとく行なった。

神はベツァエルを長として、幕屋とその中の物を作り上げます。勿論、ベツァエルとは一人一人のことです。

幕屋は、神の御臨在と御業を表すものでした。そのことは、神が御自分を表す器を必要としていることを教えます。それは、どのような器でしょうか。

ルカは、神の出来事を見た人々とは、「御言葉に仕えた人々」(ルカ1章2節・口語訳)であると言い、自分の経験を捨てて、「でもおことばどおり、網を」(ルカ5章5節)と、「舟の右側に網をおろ」す(ヨハ21章6節)人のことです。 さらにそれは、「わたしはぶどうの木で、あなた方は枝です」(ヨハ15章5節)とある、枝の心を持った人です。枝の心とは、枝は幹が枯れたら枝も枯れるように、主との一つの生命共同体として自分を置く人です。

友よ。神はあなたの賜物を求めているのでなく、あなた自身です。どんなに小さくても、御言葉に仕える人であるならば、神が用いることができます。右側に網を降ろす時、魚を集めるのは神の仕事です。あなたには、網を降ろし、引き上げる仕事だけがあるのです。

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