五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。

使徒言行録 2章1~4節

この章についての考察

「使徒言行録」は、その名の通り「使徒たちによる行動記録」ですが、その内容をより的確にあらわすなら「聖霊行伝」となります。それは、イエスが語られた「・・・弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え・・・」(ヨハネ14章26節)、この約束が実現し、彼らに内住した聖霊による働きの記録だといえるからです。

聖霊による働きは、①「イエスは主である」という確信を与え、②「キリストの体なる教会の建設」、そして③「世界伝道」です。

聖霊降臨の時、信者たちは他国の言葉で語り出しましたが、これはその出来事を遥かに超える「イエスは主です」という預言を与えるものでした。そして、この「イエスは主です」という預言は、この日本に住むわたしたちにも伝えられ、人々を救う神の言葉として、今もこれからも立つことになります。

聖書講解

2004年~2005年収録

No.8、No.16、No.33につきましては、再生不可能な状態のため、掲載していません。

“「使徒言行録」CD(全巻セット)”をご希望の方は、こちらお申込みフォームC55 使徒言行録とご記入ください。

無料DVD、CDは、一度に複数枚お申込みいただけます。

聖書日課

「使徒言行録」は、まだ聖書日課では扱われていません。扱われ次第、アップしいていきますので、お楽しみにしていてください。

ページトップへ