彼らがヨナの手足を捕らえて海へほうり込むと、荒れ狂っていた海は静まった。人々は大いに主を畏れ、いけにえをささげ、誓いを立てた。さて、主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。

ヨナ書1章15~16節、2章1節

この章についての考察

子供の聖書物語では大人気のヨナですが、現実のヨナは死に物狂いで神に服従した人でした。

ニネベ宣教を命じられたヨナは、大都会での伝道に全く自信がなく舟に乗って逃げ出します。そのヨナを、神は暴風雨をもって追いかけます。観念したヨナは、荒波の中に投げ込まれる死を求めます。しかし、投げ込まれたヨナを大魚が飲み込み、三日後に恐れていたニネベに吐き出されます。

魚の中での三日間こそ、主イエスの十字架につけられ復活させられる体験でした。さらに、この時の体験は、ヨナが肉に死んで霊に生きる、聖別の体験でした。

聖別されたヨナの宣教は大きな実を結びますが、そこにもヨナの肉が動き出します。その肉を通してヨナはさらに大きな神の愛に触れます。

「この大いなる都、ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、12万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。」

ヨナ書 4章11節

聖書講解

2012年08月~10月収録

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聖書講解文

聖書日課

「ヨナ書への手紙」は、まだ聖書日課では扱われていません。扱われ次第、アップしいていきますので、お楽しみにしていてください。

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