どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。主はソロモンのこの願いをお喜びになった。

列王記3章9~10節

この章についての考察

ダビデ王の即位がBC1002年、40年間の統治は大いなる繁栄をもたらしました。962年にソロモンが王位を継承。王国分裂922年、北イスラエルの滅亡が722年、ユダのバビロン捕囚が586年となります。列王記はソロモン継承後からバビロン捕囚までの350年のイスラエルの歴史です。

信仰の人、ダビデ王を継いだソロモンの出発は、上記御言葉のように神に喜ばれるものでした。しかし、繁栄の上に人の心は破れます。

彼は、神殿建設に7年を費やしますが自分の宮殿建設には倍の14年費やし贅沢を尽くします。神に頼る以上に、近隣の国との同盟に頼り、その姫たちをめとり、さらに多くの女性を侍らせます。

20年に及ぶ建築は、莫大な費用と人手をかけますが、ユダ族が支配者になり他の10部族は奴隷状態に置かれます。三代目のレハブアムのさらなる高慢から、王国は二分します。

信仰による神の国は人の罪の中で破られますが、神は預言者たちを遣わし立て直そうとします。神と人間の闘争を列王記と歴代誌に見ることが出来ます。

聖書講解

2019年~ 収録

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聖書講解文

「列王記」聖書講解文は、現在準備中です。公開予定日は目下のところ未定となっていますが、準備に入り次第トップページのNEWSに詳細情報を掲載させていただきます。

聖書日課

「列王記」は、まだ聖書日課では扱われていません。扱われ次第、アップしいていきますので、お楽しみにしていてください。

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